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「まさか自分のマンションが事故物件になるなんて…売るにしても、一体いくらで売れるんだろう?」
マンションの所有者にとって、ある日突然、自分の部屋や同じマンションの別の部屋が「事故物件」になってしまうことは、想像したくない事態です。特に売却を考えている場合、その価格への影響は大きな懸念材料となるでしょう。
この記事では、マンションが事故物件になった場合、売却価格が一般的にどれくらい下落するのか、具体的な数字の目安を提示します。さらに、事件、事故、自然死など、事故の種類別に価格の下落率が異なることを解説。同じ事故物件でも、築年数や立地などによって価格変動の幅が変わることを、具体的な数値例を交えながら説明します。
【1.マンションが事故物件になった場合の価格下落の目安】
1.マンションが事故物件になった場合の価格下落の目安
マンションが事故物件になった場合、売却価格は一般的に10%〜50%程度下落する可能性があると言われています。この下落率は、事故の種類、経過年数、物件の個別要因などによって大きく変動します。
あくまで目安であり、個別の状況によって大きく異なるため、参考として捉えてください。
【2.事故の種類別:売却価格の下落率の傾向】
事故物件による価格下落は、その「心理的瑕疵」の度合いによって大きく変わります。嫌悪感や忌避感の強い出来事ほど、価格への影響は大きくなります。
(1) 事件(殺人、自殺)の場合
- 下落率の目安: 30%〜50%以上
- 特徴: 最も価格下落の影響が大きいとされます。特に、殺人事件や複数人が関わるような事件、あるいは世間的に大きく報道されたような痛ましい事件は、購入希望者の心理的抵抗が非常に強く、大きく価格が下がる傾向にあります。自殺の場合も同様に、買い手が見つかりにくくなります。
- 経過年数の影響: 時間の経過とともに下落率は緩やかになる傾向はありますが、極めて重大な事件の場合、数年経っても影響が残りやすいです。
(2) 事故(火災、不慮の事故死、孤独死)の場合
- 下落率の目安: 10%〜30%程度
- 特徴:
・火災: 火災による損傷が軽微で、原状回復されていれば比較的影響は小さいですが、全焼に近い大規模な火災の場合、価格に大きな影響が出ます。火災の原因や、死者が発生したかどうかも重要です。
・不慮の事故死: 転落死や浴室での溺死など、突発的な事故による死の場合。遺体発見までの時間や、現場の状況(清掃状況など)によって心理的抵抗の度合いが変わります。
・孤独死: 遺体が早期に発見され、特殊清掃で完全に原状回復されている場合は影響が小さい傾向にあります。しかし、発見が遅れ、異臭や損傷が広範囲に及んだ場合は、売却価格への影響が大きくなります。異臭や害虫の発生、建材への染み込みなどがあれば、物理的瑕疵も加わります。
(3) 自然死(病死など)の場合
- 下落率の目安: 0%〜10%程度
- 特徴: 自宅で病気で亡くなるなど、自然な形で死亡した場合、一般的な不動産取引では告知義務の対象とならないことが多いです。そのため、価格への影響はほとんどないか、あったとしても限定的です。ただし、故人が長く発見されず、清掃やリフォームが必要になった場合は、孤独死と同様に物理的な問題として価格に影響が出ることがあります。

【3.価格下落幅を左右するその他の要因】
事故の種類だけでなく、以下の要因も売却価格の下落幅に大きく影響します。
- 築年数: 築年数が古いマンションの場合、事故の事実が時間の経過とともに希薄になり、新しいマンションよりも価格下落率が小さく抑えられる場合があります。買主もリノベーションを前提に購入することが多いためです。
- 立地(駅からの距離、周辺環境):
・都心・駅近物件: 需要が高く、流動性の高いエリアでは、事故物件であっても買い手が見つかりやすく、価格下落率が相対的に小さく抑えられる傾向にあります。
・地方・郊外物件: 需要が少ないエリアでは、事故物件となることでさらに買い手が見つかりにくくなり、価格下落率が大きくなる可能性があります。
・周辺環境: 周辺に嫌悪施設がないか、生活利便性が高いかなども影響します。 - 部屋の広さ・間取り: 専有面積が広い部屋や特殊な間取りの部屋は、需要が限定されるため、事故物件になった際の下落率が大きくなる可能性があります。
- 事故からの経過年数: 時間が経つほど、買主の心理的抵抗は薄れる傾向にあります。特に賃貸物件の場合は、告知義務の期間が「事案発生から3年間」とされていることが多く、経過年数が価格に与える影響は大きいです。
- リフォーム・リノベーションの有無: 事故物件でも、大規模なリフォームやリノベーションを行い、間取りを変更したり、設備を一新したりすることで、物件の印象が変わり、価格の下落を抑えられることがあります。特に特殊清掃や供養が行われているかは重要です。
- マンション全体の規模や管理体制: 大規模マンションで管理体制がしっかりしている場合や、同じマンション内で過去に同様の事故が多発していないかなども、売却価格に影響しま

【まとめ:事故物件でも諦めないで!「訳あり物件レスキュー隊」にご相談ください】
マンションが事故物件になってしまった場合、売却価格の下落は避けられないことが多いですが、事故の種類や個別の要因によってその幅は大きく異なります。
重要なのは、正確な情報を把握し、闇雲に諦めないことです。特に、一般の不動産会社では「売れない」と言われてしまうような事故物件でも、専門の買取業者であれば対応可能です。
私たち「訳あり物件レスキュー隊」は、事故物件の買取実績が豊富です。物件が抱えるデリケートな事情を深く理解し、適正な価格で迅速に買い取らせていただきます。他社で断られたケースや、どうすれば良いか途方に暮れている方も、どうぞご安心ください。
一人で抱え込まず、プロの力を借りて、あなたのマンションの売却成功へのロードマップを切り開きましょう。まずは、私たち「訳あり物件レスキュー隊」までお気軽にご相談ください。